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2009年5月26日 (火)

人が勧めてくれるもの

 散歩の途中でふらりと入った店で、思いがけず知り合いに出会った。カウンターを前に並んで一緒に飲み食いしたのだが、彼がしきりに「この店の○○は絶品、是非食べてみて」とすすめてくれたものがあった。

 一つは油揚げで、見事に細く切った新鮮なネギを厚い揚げでくるんだものだが、確かにめっぽううまく、お代りをした。油で揚げず、弱火で炙っただけなので、しつこくない。最初のはそのまま何もつけず、2個めは醤油をたらして食べた。次は烏賊の煮物、すみを巧妙に使って独特の甘みの中に、すぐに噛みきれる柔らかな輪切りのイカ、これは日本酒向き、そのほかにもいろいろありそうだったが、次回の楽しみにした。

 「これはいいよ」と人が勧めてくれる物や事は、十中八九は当たりである。何の利害関係もないから、すすめる人は純粋に好意で言ってくれる。これは、GOODであることが多い。すなおに聞いていれば、余分な事に苦労しなくてもよかったのに、と後から思うことは多いものだ。

 やはり、人間、性は善なるを以って立つべしか。いや、善なるものを探して行けばよいのだろう、とも思った。

 油揚げ1枚で人類の成り立ちを思うのであるから、出費は小さく気宇は大きく、要するに食べ物次第で、ペシミズムからオプティミズムへすぐに転換するのだ。

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2009年5月21日 (木)

新茶

 大井川の上流、鉄道の終点は「千頭」という駅である。

 その千頭の手前にお茶の専業農家があって、先日訪ねてみた。駿河徳山というささやかな駅に近い山手、傾斜の強い茶畑を上ると、狭い農道のわきに瓦屋根の家があり、そこが事務所だった。製茶工場はさらに上の畑の中らしい。

 案内を乞うて入ってゆくと、狭い事務所の中にパソコンが何台も並んで、そのまわりには、包装の済んだ茶袋が積み上げてあった。そこの主人と話していると、インターネットの普及にぴったりと歩調を合わせて、ネット販売を増やしてきたことが、よくわかった。

 シーズンの今は、1日に数百件の受注とその処理で多忙を極めているが、PCはもっぱら息子さんがこなしているとのことだが、65歳の主人もDOS-Vの時代からPCを扱ってきたというから、年季が入っている。

 対岸まで数十メートルしかない山間地は、川霧が上りお茶の生育には最適だそうだ。大井川は河口では1000mもの幅をもつ第4位の大河だが、ここまでくると可愛いほどの小川にすぎない。緑豊かな茶畑に囲まれて、出された新茶、その最初の1杯は感動的ですらあった。ものたりない程ぬるい湯と、たっぷりと掴み取って、惜しげなく入れた茶葉、ままごとみたいに小さな茶碗に1/3くらいしか入れてないお茶だが、その味の深くまろやかで高い香りには、声を失った。

 お昼に寄った店では、朴葉焼き定食を注文して、やまめの塩焼きを楽しんだが、この店でも、急須にはたっぷりと茶葉が入れてあり、自分で湯を注ぐのだが、これがまたおいしかった。何杯も飲んで食事が終わり、勘定をすませて、つい

「お茶が実においしかった」

と挨拶してしまった。肝心の食事を誉めず、お茶だけ誉めたのでは、言われた方は複雑な気持ちがしたことだろう。

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2009年5月14日 (木)

レッド・クリフ

噂のレッド・クリフⅡを見てきた。

ご存じ「赤壁の戦い」を英語読みにしただけでも、結構新鮮な印象を受けた。

撮影はCGをふんだんに使って、素晴らしい臨場感があった。音響効果も進歩して迫力満点、この迫力は「プライベート・ライアン」あたりからだったかな、と余り映画館へ行かない私には自信がなく、おぼろである。絵と音は素晴らしかった。

 しかし、内容はどうかとなると、原作の「三国志演義」からはかなり遠く、けっこうデフォルメされていて、言いようによっては「はちゃめちゃ」だ。「三国志演義」そのものが、正史三国志を題材にした思い切った創作であるから、それはそれでいいのだが、原作の重層的な構成と、たたみかけるスピード感、緻密で息を抜かせない展開の妙などは、かなりオミットされて,普通の冒険譚になっている。

幸い原作のネタがいいので、最後まで面白く見れた。

注目は金城武と中村獅童で、なかなか面白い味を出していた。特に金城武は「諸葛孔明」役で、いわば、一番おいしい役をもらっていた。

服装、武器、戦法など、参考にはなったが、時代考証はどこまでなされているか、疑問を感じた。盾を集めて密集隊形を作るのは、古代ローマだし、連弩という弓のマシンガンを発明したのは孔明ではない。また、兵器として火薬が使われるようになった時代は、三国かどうか?鎧、剣、槍などについても厳密な考証が欲しいところである。黒沢の偉大なところは、こうした細部を実に丹念に検証してから、娯楽映画にした点で、その意味では「レッド・クリフ」には独創性はないと思える。ハリウッドもどきの粗雑さも気になった。

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2009年5月 8日 (金)

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2009年5月 1日 (金)

迷惑メール

最近の迷惑メール増殖には、ほとほと難儀している。

受取拒否の登録でなんとか凌いでいるが、それでも1日に数十通が無駄に送られてくる。やっかいなのは、PCから携帯電話へ自動送信されてくるもので、こちらの着信拒否の登録容量が、どうも30件程度らしく、しょっちゅう消していないと、またたく間にゴミの山になってしまう。本日朝の消去件数は96、2.3日留守にしたら大変だ。数百のメール(ほとんど英文のどこかからのもの)が押し寄せて、無駄な時間を生んでいる。

迷惑この上ない。

迷惑登録したら、自動的に返送して、経費を発信者に負担させるようなシステムはないだろうか?そうでもしないといっこうに減らない。ペナルティがないと犯罪的な行為は減らない。

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